停泊プレジャー船から協力金 富浦漁港、利用者に不満
http://mytown.asahi.com/areanews/chiba/TKY201101270490... 南房総市富浦町の富浦漁港で、富浦町漁協(鈴木直一組合長)が、
停泊するプレジャーボートから「協力金」を徴収していることが問題になっている。
漁協は「強制的ではない」というが、保田漁港のような専用施設もなく、
利用者の批判が高まっている。
富浦町漁協では2007年11月、「プレジャー船の皆さんへ」とチラシを作り、
港内に係船し、岸壁を利用するに際して環境整備、水道・トイレの使用、
地元漁船との事故防止などの名目で、一泊4千円、50フィート以上5千円、
日帰り3千円の協力金を求めた。
チラシには「この協力金は強制的ではございません」と明記してある。
漁協によると年間230隻ほどの利用者があり、ほとんど協力金を払うが、
なかには「水道も使わないから」と拒否する人もいるという。
しかし、「釣具店の人から協力金を請求されて、断り切れなかった」と不満をこぼす人も。
漁港法では、漁港管理条例に基づいてプレジャーボートなどの停泊区域の設定や
漁港施設の利用料徴収を認めているが、富浦漁港を管理する南房総市の漁港管理条例には
この規定がなく、協力金は漁協と利用者間の相対契約と見なされてきた。
鈴木組合長は「協力金は旧富浦町時代からで、2012年1月にも条例を改正する方向だ」
というが、市農林水産課は「内房地区の漁港活性化計画を15年度までにまとめる予定で、
そのなかでプレジャーボートの利用や条例改正を検討したい」としている。
富浦漁港を利用した浦安市のヨット関係者(27)は「お金を払うのはいいが、
トイレや風呂などそれなりの設備もないから納得できない」と指摘する。
返信する